脱サラの経緯② ~農業をやると決めたがさて何を作る?~
前回の続きとして・・・、農業をやると決めた!さあ何を作る、というところから入りますが…、
脱サラの経緯①のブログでも書いた短期の農業研修とか、家庭菜園では露地野菜をやりましたが、それはそれで土いじりの面白さを感じてましたが、それを収入の柱とするのか、というと何か腑に落ちない所がありました。
露地野菜をいくつかやるという選択肢もありましたが、それでは何か物足りない、自分が生涯をかけてやっていくのにそれで良いのかと思う所があって、もう少し検討することにしました。
就農支援のセミナーやら農家さんへの見学等を通して、色々と調べる中、まずは頭の中に浮かんだのは「イチゴ」でした。
イチゴだと、大人から子供にも人気がありますし、美味しいし、見栄えも良いし、六次産業も展開できる。
また、農業をやるなら、お客さんとの繋がりも持ちたいと思っていたので、観光農園とかも出来たらと思い、イチゴは最適な選択肢だと考えていました。家庭菜園のブログでも書いた通り、イチゴへの気持ちの入れようは他の作物よりも強いものがあったかと思います。
ただ、情報収集をする中で、イチゴは厳しいと思うようになりました。
まず、ひとつの理由に、初期費用が高すぎる。施設野菜なら全て当てはまると思いますが、昨今の資材費の高騰でハウス費用がかなりの高額になっているようです。特にイチゴは高設栽培の棚や灌水、養液設備、加温設備などを導入すること、また加温の為の光熱費も高額になるということで初期投資、ランニングコストが高くなるというのが最初のネックでした。
もう一つの理由としては、私が農業を始めようとしている地域では、イチゴ農家さんが飽和しているという状態でした。
昨今、新規就農者が増える中でイチゴ農家さんが増えてきているようです。また、イチゴは初期投資さえクリアすれば、栽培方法はマニュアル化しやすく、その為、企業が参入しやすいというのがあるのでしょう。企業の参入も多いらしく、個人が戦っていくには難しいという課題もありました。
自治体の思惑もあるのでしょうが、そういう理由でイチゴは勧められませんでした。
というわけで、イチゴは候補から外すことになったのですが、ブログとかでも書いておりますが、家庭菜園レベルではイチゴは作っていこうとは思っていて、将来、もしかしたらイチゴもやることも頭の隅には置いた状態で今に至ります。
次回、脱サラの経緯③ ~農業研修に至るまで~ に続きます。